ブログ(仮)
Posted by l.c.oh - 2005.09.12,Mon
- 森 博嗣
- τになるまで待って
森ミステリィの最新刊、Gシリーズの第3弾。
超能力者の奇妙な別荘でおきた密室殺人、いわゆる「館もの」です。
森博嗣の本は、S&Mシリーズ、Vシリーズ、四季と一通り読んできました。Gシリーズも全部読んでいますが、Gシリーズは、キャラ的に、犀川&萌絵+四季とか、保呂草&紅子のような強烈なキャラクタがいないような気がします。結果として、本筋に関係のない部分が少なくなってしまった感じです。森氏自身のコンセプトとして、Gシリーズは「書かなくてもよいことは極力書かない」という方針のようなので、ある程度は仕方がありません。でも、個人的に事件→解決という流れとそれに関係ないことのバランス感覚を気に入っていたので、ちょっと寂しい気がします。
内容自体は相変わらずおもしろいです。900円分は十分に楽しめると思います。Gシリーズには、S&Mシリーズの主要な登場人物が脇役として出てきます。前作『θは遊んでくれたよ』では、Vシリーズとも繋がりました。エピローグを見る限りでは、赤柳初朗も他のシリーズとの結節点になってきそうです。どこで絡んでくるのか楽しみです。
9月12日移動中に読了。
おすすめ度:★★★☆☆
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