ブログ(仮)
Posted by l.c.oh - 2005.12.01,Thu
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新潮社《本の雑誌》が選ぶ、30年間のベスト30、堂々の第1位をとった小説です。
面白いのは面白いですが、30年間のナンバー1というほどのものではないと思います。
事故で透明になってしまった証券マンの、生き抜く苦難を描いた小説、といってよいでしょう。実際透明人間になったら生きるのは大変だ、ということをうまく書いていると思います。
個人的には、外国の小説はあまり好きではありません。理由は2つあります。小説も国民性のようなものが顕著に出ていて共感しにくいことが1つ。もう1つは、翻訳の巧拙に影響を受ける面が大きいことです。
この小説は、翻訳はかなりこなれていると思います。しかし、特にアメリカの小説の場合は傾向として、人間全肯定的な雰囲気や、体全体を使って喋っているようなわざとらしい表現があることが多く、この小説もそういう感じをうけてしまったので、個人的にはいまいち入り込めませんでした。
11月7日 通学中に読了
★★☆☆☆
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