ブログ(仮)
Posted by l.c.oh - 2005.12.19,Mon
- 恩田 陸
- 図書室の海
最近、僕のなかでは、「よくも悪くも、器用な作家」という評価が定着しつつある恩田陸です。
連作ではない、普通の短編集で、他の長編の番外編が含まれています。
短編集には当たり前の感想かもしれませんが、面白いと思う作品と、あんまり…と思う作品が合い半ばです。
「睡蓮」(『麦の海に沈む果実 』の番外編)、「ピクニックの準備」(『夜のピクニック』の予告編)、「図書館の海」(『六番目の小夜子 』の番外編)はどうもしっくりきませんでした。この3つが、他の長編の番外編にあたるものです。最初と最後のものは本編の方を読んだことがありますが、本編の方の話を突っ込んで書けないためか、本編を読んだことがあるものは何となく物足りず、本編を読んだことがないものは何が言いたいのかよく分からない、という中途半端な感じになってしまっているように思いました。
逆に、「春よ、こい」「ノスタルジア」は面白かった。どうも僕は、時間軸が交錯するお話が好きなようです。
12月19日 通学中に読了
★★★☆☆
PR
Comments
Post a Comment
僕が(一部)書いた本が出版されました
カレンダー
最新記事
プロフィール
HN:
l.c.oh
性別:
男性
職業:
法科大学院生
ブログ内検索
アーカイブ
リンク
最新CM
(01/18)
(01/17)
(02/14)
(02/14)
(01/14)
最新TB
カウンター
Template by mavericyard*
Powered by "Samurai Factory"
Powered by "Samurai Factory"